マジだるい
シャールカの目の色は電気・電力のイメージ
あとドール化したかったのはもともと人形(ロボット)だから。他のキャラはドール化する予定はありません
同じ漫画でも公開サイトによって評価がちがってくる。マギカ・テフニカとヴァルゴの評価も、pixivとマンガハックで真逆。pixivではタグの影響が大きいし、ハックだと新規の作品では昔から置いてある作品に歯が立たない
ヴァルゴよりマギカの方が後に作っただけあって、キャラ構成・舞台設定・性癖などの面で優れていると思ってる。ただ街中で戦うのでモブを描くのがマジだるい。作画はヴァルゴの方が楽です
ヴァルゴは極力モブを出さないように構成してある。昔の自分はそこまで計算していたのか…?
モブなど描くのがだるいコマは、「一日5分だけ手を付ける」ことで少しずつでも進めることができます。描き始めれば作業興奮で大抵5分以上描ける
一話ごととかまとまったページで公開する人は、だるいコマ以外を全て完成させてしまえば、あとはそこだけなので勢いで描ききれるでしょう
うーん、最近いまいち創作に気が乗らない。「このキャラは描きたくない」「このシーンは描きたくない」「こういう話は描きたくない」そんなのばかり。今までジャンル移動はあっても、いつも何か描けていたはずなのに
マギカ・テフニカ雑記
#マギカ・テフニカ のキャラの描きやすさ
1位ハナ 眼鏡も極力単純にしたので難しい所はなし
2位シャールカ 頭の円盤の調整くらい。身体のラインが隠せないので注意してる
3位ターニャ 帽子の形が自分でもよくわからないし上着の模様が複雑、なにより三つ編みが地獄。誰だこんなデザインにしたの
右上の人物「レーヴ」プラハで活躍したラビ(ユダヤ教の聖職者)。ゴーレムを作ったなどの伝説がある
上の本「ギガス写本」悪魔に魂を売った修道僧が一晩で完成させたと言われる
下の本「ヴォイニッチ手稿」いまだに解読されていないことで有名
レーヴは実在の人物ですが、有能だったせいかいつの間にか様々な魔術を行ったことにされちゃった。日本で言うと安倍晴明みたいな人
#3 のタイトル Ungeziefer(ウンゲツィーファー)はドイツ語で害獣・害虫という意味で、今回出てきた敵ロボットを指す。カフカの「変身」でザムザはこのUngezieferになってしまったらしい。なおこの単語で画像検索はしないでください
漫画限定の裏技なんですが、どうしてもうまく描けない部分は、フキダシや効果音で隠したり、コマをそこでぶった切ったりします。詰まってやる気なくすよりはましなので
軍人キャラをデザイン中。ハナの昔の同僚カテジナ・ジシュコヴァーさん(仮)
姓の元ネタはヤン・ジシュカ。真似して隻眼にしたら悪人っぽくなった
チェコ・デザイン100年の旅
「1940年のチェコスロバキア共和国」は「大正20年」とかと同じ、架空の歴史というニュアンスです。現実ではチェコスロバキア共和国は1939年に解体・占領されますが、この作品ではロボットの力で独立を維持しています
#マギカ・テフニカ はファンタジーなのかSFなのかちょっと迷うけど、作中の「ロボット」はチート科学力ではなく、霊的な力(+電力)で動いてるのでやはりファンタジーと言うべきかな
ダーシェンカはシャールカと同様ハナが開発した小型ロボット。アラームやラジオ・通信など今でいうスマホに近い機能を持つ。名前はチェコの作家カレル・チャペックの愛犬から。AIBOみたいな完全犬型にする案もあったけど、結局今の人形っぽいデザインに落ち着きました
#1 で暴走したロボット「ヴェレス」、名前はスラヴ神話の豊穣神から。チェコでは後に悪魔を意味する言葉になった。デザインはマリオネット(結構不気味なのが多い)なんかを参考にしました
東欧の人はキリスト教の受容以前、スラヴ神話の神々などを信仰していたようですが、あまり資料は残ってません。チェコでは雷神ペルン、豊穣神ヴェレス、軍神スヴェントヴィトなどが崇拝されていました
この作品はなるべく宗教色を排してはいるけど、ゴーレムなど現実のオカルトを題材にしてるので多少名残はある。シャールカの頭のマークはユダヤ教のシンボルから
#マギカ・テフニカ の舞台ではロボット技術が異常に発達してるけど、一応1940年という設定なので、パソコンどころかテレビもない。映像の娯楽はモノクロ映画、主な情報源は新聞とラジオです
チェコスロバキア共和国はチェコとスロバキアから成るが、ロボットが普及しているのは工業国のチェコ側だけ。農業国のスロバキアとは経済的にも格差があり、スロバキア人にはチェコ人やロボットを快く思っていない者も多い
チェコ人は物質主義。ハナも科学者だし信仰心はあまりない。一方スロバキア人は精神主義で、ターニャも敬虔なカトリックです
シャールカをドールで3次元化したいんですけどね。いつかイメージに合う顔が手に入ったら・・・
今日は世田谷美術館「チェコ・デザイン100年の旅」へ。可愛い食器やお洒落なポスターなど、洗練されたデザインの数々を味わいました。図録も買ったので創作に活かしたい!
漫画は背景やモブなど、気分に関わらず描けるところが多いので、うつのときでも作業を進めることができる
令和元年 残暑見舞い
シャールカの新タイトルとして考えてるのが「マギカ・テフニカ」
チェコ文化の解説本に載ってた言葉で、意味は多分「魔術・技術」
世界観に合ってるし語感もいい
ハナ「できた~!ヤポンスコ(日本)の民族衣装!!」
シャールカ「うすい」
ターニャ「あれ?なんかちがうような・・・」
ヤポンスコって響き、かわいすぎじゃないですか?
ハナの姓はデメテロヴァー Demeterová (デメテル Demeter の女性形)
響きで付けただけなので某女神とは関係ないけど、娘を溺愛してるところは共通しています
日本神話は動物の神が多いのが良い。まさに自然崇拝。どの神話でも神は基本的に人型だからね。エジプトは「動物頭の人間」だし
ハナ Hana はチェコの一般的な女性名。チェコ創作は11年前から何度か考えてたけど、毎回主人公の名前はハナにしてた。日本語の「花」と同じ響きで親しみを感じるから
シャールカ Šárka は、チェコの伝説「乙女戦争」に登場する女戦士の名前。スメタナの「わが祖国」第3曲「シャールカ」は彼女のシーンを表現している。響きも美しいし戦うヒロインの名前にぴったりかなと
雑記
創作なんかよりネトゲでもやってるほうが楽しいのではないか、と思うときがある。創作がゲームとかより優れた趣味、とは言い切れないのだ。他者と比べて落ち込むこともあるし
当初は「○○(漢字二文字)のシャールカ」ってタイトルにするつもりだったんだけど、いい言葉が思いつかないので「シャールカ」だけになってるという
現代の技術じゃ自立思考・歩行するアンドロイドなんて夢のまた夢だなあ。だからこそフィクションで書く意味があるんだけども
神話と民話では神話のほうが好きかなあ。民話は登場人物に名前さえ付いてないのが多いが、神話はキャラがはっきりしてるので。だから民話で創作してる人は見かけない
「シャールカ」の舞台ではロボット技術が異常に発達してるけど、一応1940年ですからね。パソコンどころかテレビもない